丁字風炉、入荷しました。

プルミエ

2019年01月28日 16:49

沖縄壺屋の小橋川原慶(故)の作品「丁字風炉」を展示販売中。

丁字風炉(ちょうじぶろ)という名前を最近では、耳にすることは少ないと思いますが丁字=お料理に使う香料クローブを水を入れた上層部の器へ入れて、下から火でゆっくり温めるという陶器香炉です、現代で言えばアロマディフィーザー・ルームフレグランスでしょう。
ただ香りを楽しむだけではなく、卓越した技術で美術品として鑑賞するまでになり、琉球王朝時代から粋で遊び心のある先人たちの生活文化には驚きます。








 小橋川源慶(こばしかわ げんけい) 陶歴 

1911年 5月25日那覇市壷屋に生まれる
1924年 島袋常教陶場入所
1926年 島袋オト工場入所
1937年 沖縄県工業指導所窯業部勤務
1943年 兵役召集(熊本)
1947年 沖縄に帰還、以後壷屋にて陶業に励む
1947年 合資会社壷屋陶器工場入社
1950年 合資会社壷屋陶器工場解散
1950年 独立して現在に至る
1973年 日本民芸公募展にて受賞
1974年 沖縄民芸振興展にて受賞
1975年 沖縄民芸振興展にて受賞
1976年 国展入選新人賞受賞
1984年 産業まつりにおいて優秀賞受賞、その他個展三回
1986年 壷屋陶工三人展(小橋川永弘、島袋常恵、小橋川源慶)
1987年 黄綬褒賞受賞
1991年 那覇市功労賞受賞
2005年 死去

関連記事